■2024.6.12(水) 薬物乱用防止教室 5校時 本校体育館  ~薬物に対する正しい理解と強い心を身につけるために~ 

 本校では、藤沢岩手ライオンズクラブのご協力を得て、毎年薬物乱用防止教室を開催しています。今年も奥州市から薬剤師の及川さんをお招きして薬物乱用防止のための講演をしていただきました。

 みなさんは、「ダメ、ゼッタイ」のキャッチコピーをご存知かと思います。未成年が、大麻・覚せい剤等を所持・使用したことで検挙されたという話もテレビで大きく取り上げられこともあり、生徒たちを取り巻く危険の一つとなっています。

 薬剤師さんのお話の中では、薬剤師さんに処方される薬でも飲み方と量を守って服用しないと副作用が生じるという注意点にも触れていただきました。その上で、乱用される危険のある薬物の作用や悪影響、どうやって私たちの身の回りに近づいてくるのかまで丁寧にわかりやすく教えていただきました。

  最近では覚せい剤や大麻等に化学構造を似せて合成された物質などが添加された「危険ドラッグ」と呼ばれるものもあり、それらは、「お香」「アロマオイル」「バスソルト」など一見危険な薬物ではないように偽装して販売されているものもあるそうです。また、市販の薬品やカフェインなどの添加物でも一度に大量に摂取することで危険な 薬物と同じような効果を生じさせ、なおかつ死の危険も伴うものもあり、生活習慣を含め見直しや注意をしていく必要もあります。

 薬物は、ちょっと1回くらいなら大丈夫とか、好奇心でとか、今の大変さから逃げ出したいというような心の隙間に入り込んできます。大切なのは正しい知識や、きちんとした生活習慣、そして、心が辛くなったときの対処の方法を知っておくことです。

 あと一か月もすれば夏休みです。「ダメ、ゼッタイ」の気持ちを忘れず過ごしていかなければなりませんね。

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