2022年12月の記事一覧

■2022.12.23(金)本校体育館 令和4年度 二学期終業式

 長いようで短かった二学期も今日で終わり、19日間の冬季休業に入ります。校長先生の式辞では、各学年の二学期の成果と課題、その課題の解決に向けて冬季休業中に取り組んで欲しいことや三学期に期待すること等がお話されました。

 また、歌手である安室奈美恵さんのインタビュー番組を例に、平成の歌姫と称されビッグヒットを連発した歌手であっても、売れない時期があったこと。もがき続ける中で、なりたい自分に近づくために努力を重ね、自分のスタイルを確立していったこと。今自分にできることに精一杯取り組むことが、内面を豊かにし、夢や目標に近づく一番の糧となることもお話されました。

 近年は、短時間で成果や結果を出すことが求められる時代ですが、一見無駄に見えることや失敗、遠回りと思えることの中からでしか学べないこともあります。うまくいかなくても安易に投げ出さず、見方を変えたり、工夫を凝らして再挑戦したりすることから成長の種や一筋の光明を見出すことにもつながります。

 ホッと一息つきたい時期ではありますが、新たな年度に向けた種まきはもうすでに始まっています。自分の今を信じて、3学期に向けた準備を進めてほしいと思います。

二学期終業式

■2022.12.6(火)5・6校時 各教室をつないでのリモート開催 令和4年度後期生徒総会開催 ~思いを込めたバトンをつなぐ~

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大の傾向を受けて、後期生徒総会は各教室をつないでのリモート開催となりました。本来であれば全校生徒が体育館に揃い、前期生徒会の成果を振り返りながら、後輩から3年生への感謝を、3年生から「藤沢中学校を頼む!」という思いを伝える場になります。残念ながらそれは、別の機会に譲ることになりました。

しかし、リモート開催だからこそ、真剣な質疑応答に焦点が当たることとなりました。前後期の生徒会執行部員や3年生学級執行部の面々の質疑応答は、緊張感のある議事進行につながり、内容の濃い話し合い活動になったと感じました。

これから、承認された後期活動方針と活動内容に基づいて、後期生徒会活動がスタートします。先輩から思いのこもったバトンが手渡されました。うまくいかない場面もあるかもしれません。しかし、失敗を恐れず、常に新たなことに挑戦する藤沢中学校であってほしいと思います。

後期生徒総会1後期生徒総会2後期生徒総会3

■2022.12.23(金)4校時 本校体育館 2学期期末生徒集会(生徒会引継ぎ式)

 2学期最終日の今日、生徒会主催の期末生徒集会が行われました。2学期の各学年の活動反省を発表すると共に、冬休み中の生徒会スローガンに基づき、過ごし方で注意してほしいことや各専門委員会から冬休み中に取り組んで欲しいことが伝えられました。休日も含めると19日のお休みですが、入試に向けても3学期に向けても取り組んでおかなければならないことはたくさんあります。年末年始に生活リズムを大きく崩さず目標を達成できるように過ごして欲しいと思います。

 集会の最後には、後期生徒総会でできなかった生徒会引継ぎ式が行われました。新旧の役員、専門委員長からファイルが引き継がれ、感謝の花束が手渡されました。旧役員からは、これまでの協力への感謝と藤沢中学校生徒会の今後の活躍への期待のコメントが寄せられました。

 令和4年度の生徒会活動の牽引役を担ったリーダーのみなさん本当にありがとうございました!

二学期期末生徒集会二学期期末生徒集会2二学期期末生徒集会3

■2022.12.2(金)5・6校時 本校体育館 令和4年度 思春期保健講演会『思春期のこころと体』

 「マタニティ相談室くろさわ」を主宰されている助産師の黒澤真澄先生を迎え、2年生を対象に思春期保健講演会を行いました。黒澤先生は、長年にわたり地域に根差した母子保健業務に取り組み、優良助産師として厚生労働大臣表彰を受賞した方です。

 保健体育でも学習した男女のからだのちがいや、“第二次性徴”と思春期に訪れる「こころ」と「からだ」の変化について、生徒たちが自分事としてとらえられるようにお話くださいました。授かった命が、世に生まれ出るまでには、様々な障害を乗り越えなければならず、それはものすごい確率になるそうです。それを考えると今を生きている私たちは、授かった生命を粗末にするような生き方はできないと感じました。

 お話の中で、黒澤先生が何よりも強調していらっしゃったのは、「ストローク」と「ディスカウント」という言葉です。この二つのことばは、心理学の交流分析という手法で使われることばです。

 人と人がお互いにその存在を認め合って働きかける言動すべてを「ストローク」といい、生きるために必要な「心の栄養素」と呼ばれるそうです。

 逆に「ディスカウント」は「自分自身や他人の存在や価値、現実の状況に無関心で、愛がない言動」をさします。「ストローク」が多ければ多い程、お互いの存在を認め合い、人を大切にできる集団ということになります。新たな命を育み、育てていく安全・安心な社会を作るためにも、これから肯定的な「ストローク」がたくさん交わされていくことを願いたいですね。

思春期講演会1思春期講演会2思春期講演会3

■2022.11.30(水) 5校時 本校体育館 令和4年度 薬物乱用防止教室

  今年度も藤沢岩手ライオンズクラブ様のご協力を得て2年生を対象に薬物乱用防止教室が開催されました。今回の講師は岩手県薬剤師会の及川様です。

 まず、違法薬物の種類と依存性と健康への影響や、アルコールやたばこの害についても分かりやすく説明いただきました。さらに、それらの薬物は興味を引く華やかな包装やファッション性、爽快感を前面に出すことで、危険性を感じるハードルを下げて、若い人たちにとって手にしやすくしていることも教えていただきました。

 一度手を出したら、罪に問われるだけでなく、その依存性から抜け出すのは至難の業です。自分の人生だけでなく関わる人すべての生活がメチャクチャになることを知っておかなければなりません。

 また、今回は、私たちが日常使っている薬の正しい使い方、服用のしかたについても教えていただきました。思い込みや勝手な判断は薬の効用を下げ、逆に悪影響を及ぼしかねません。正しい知識をもつことこそ自分を守る一番協力な武器になります。

 薬剤師さんとお話する機会は薬局の窓口くらいしかないのですが、その道のプロに話を聞くことができるというのは本当に貴重な機会です。ありがとうございました!

薬物乱用防止教室1薬物乱用防止教室3薬物乱用防止教室2