学校ブログ
■2023.1.31(火) 生徒会執行部による赤い羽根共同募金贈呈式 本校校長室 ~ボランティア活動を通して、人のために活動できる心を育み、喜びにつなげる生徒へ~
生徒会執行部は1月17日(金)~24日(月)の約1週間、赤い羽根共同募金の取り組みと書き損じはがき回収の取り組みを行いました。
これまで、コロナ禍もあり、ボランティア活動が制限されてきました。生徒たちからの活動することの希望もあり、今回は生徒会執行部が中心となって何とか実施できる運びとなりました。
寒い中毎朝、執行部の面々が昇降口に立ち、募金を呼びかけました。その結果たくさんの生徒の協力を得ることができました。書き損じはがきも150枚を超える協力が得られました。赤い羽根共同募金は、地域の社会福祉協議会の方がわざわざ来校され、生徒会長から「障害のある人や高齢の方のために役立ててください」との言葉と共に直接お渡しすることができました。生徒の手から預けられた思いのこもった大切なお金が、誰かの役に立てるのはとてもうれしいことです。この光景を見て、東日本大震災のときにCMでよく流れていた宮沢章二さんの『行為の意味』という詩の一説を久々に思い出しました。
あたたかい心が あたたかい行為になり
やさしい思いが やさしい行為になるとき
「心」も「思い」も、初めて美しく生きる
それは 人が人として生きることだ
これからも藤沢中の生徒たちがどんな形であれ人の役に立てることに喜びを感じ、大きく成長していってほしいものですね。
■2023.1.26(水) 人権作文表彰と学校感謝状の伝達式 本校校長室 ~作文を通して自分を見つめ考える感性を育てる~
先日、盛岡地方法務局水沢支局の方2名と地域の人権擁護委員の方3名が来校されて、人権作文の表彰と学校感謝状の伝達式が行われました。毎年、人権作文は校内から応募があります。今年はその中から、3年生の伊東さんの作文『戦争と向き合う』が、水沢人権擁護委員協議会長賞に入賞しました。また、これまでの応募の取り組みも含めて評価していただき、学校感謝状をいただきました。学校感謝状は全校生徒を代表して、生徒会長の小野寺さんに受け取っていただきました。
人権といえば敷居が高い印象をもちますが、私たちは日常生活のあらゆる部分で人とのかかわりの中で生きています。ちょっとした言葉遣いに気をつけたり、相手を立場や気持ちを思いやる心をもって生活したりすることで住みよい地域や社会、過ごしやすい学校を作り上げていくことができるはずです。
人権作文は、日常に溢れる何気ない事柄に気づき、考えてみるきっかけとして素晴らしい取り組みであると思います。人権作文に限らず、何かに挑戦・応募するなかで考え・感じるというような“感性”を生徒たちには磨いてほしいと思います。
■2023.1.11(水)1校時 本校体育館 令和4年度 3学期 始業式 ~次のステップへの45日間をどう過ごすか~
19日間の冬季休業終え、生徒たちは元気に3学期の初日をスタートさせました。高校受験の面接練習や学習のために登校していた3年生、寒い中特設駅伝部として走り続けた生徒、部活動に励んだ生徒と、それぞれの19日があったことと思います。
校長先生の始業式の式辞では、冬休みの様子を受けて、3学期を次の歩みにつながる45日間とし、有終の美を飾れる3学期にしてほしいという願いをお話されました。具体的には、
3年生は、受検本番。体調管理と時間の使い方が大切であり、今の自分に簡単に満足せず、今の自分を未来の自分が誇りに思えるような取り組みをしてほしい。次のステージで頑張るための準備をしよう。
1・2年生は、くじけても、くじけても立ち上がることができる藤中生を目指してほしい。目標に向うときに失敗はつきもの。挑戦者は失敗を繰り返すもの。挑戦しない人は失敗することはない。失敗は成長への財産になる。誰もが失敗はするが、その失敗を嗤う(嘲りわらう)ことなく、挑戦し続け、相手を思いやり、励ますことができる人になろう。常に仲間のために何ができるかを考えて行動できる人になろう。
今回のお話も2学期の終業式でもお話された、『なりたい自分に近づくためにくじけず、努力を重ね、今自分にできることに精一杯取り組むことが、内面を豊かにし、夢や目標に近づく一番の糧となること』と重なります。そして、成長のためには良き仲間の存在が必要です。お互いの立場を尊重し、高めあえる関係性を築き上げることで自信をもって次の歩みに向かっていけるはずです。45日後、自信に満ち溢れた晴れやかな笑顔で今年度を終えることを期待しています。
■2023.1.8(日) 大船渡市 周回コース 特設駅伝部 大船渡市市制70周年記念 大船渡新春四大マラソン大会出場! ~新たな歴史の始まりを刻む~
例年より早めに始動した藤沢中特設駅伝部は、今年も大船渡新春四大マラソンの“駅伝 中学校男子” “駅伝 中学校女子”部門に出場しました。出場希望者を募って参加する形にしたため、どれくらいの選手が集まってくれるか不安なところでしたが、たくさんの生徒が集まり切磋琢磨しながら練習に励みました。地方駅伝大会以後の初めてとなる大会のため、特設駅伝部としてのまとまりも心配されました。そこは、2年生の男女のキャプテンがリーダーシップを発揮し、充実した活動にすることができました。
顧問の先生は、大会後に作成した通信の中で「大会本番の結果よりも、毎日寒い中を目標に向かって頑張り続けた過程の方を大いに評価したいし、後々選手の生きる力になってくるはず。今回の選手の頑張りは自分の誇りにしたい」と新たな歴史を刻んだ選手たちをほめていました。
大会結果
男子A 26位/51チーム タイム 1:00:29
男子B 23位/51チーム タイム 1:01:22
女子A 18位/24チーム タイム 50:09
■2022.12.23(金)本校体育館 令和4年度 二学期終業式
長いようで短かった二学期も今日で終わり、19日間の冬季休業に入ります。校長先生の式辞では、各学年の二学期の成果と課題、その課題の解決に向けて冬季休業中に取り組んで欲しいことや三学期に期待すること等がお話されました。
また、歌手である安室奈美恵さんのインタビュー番組を例に、平成の歌姫と称されビッグヒットを連発した歌手であっても、売れない時期があったこと。もがき続ける中で、なりたい自分に近づくために努力を重ね、自分のスタイルを確立していったこと。今自分にできることに精一杯取り組むことが、内面を豊かにし、夢や目標に近づく一番の糧となることもお話されました。
近年は、短時間で成果や結果を出すことが求められる時代ですが、一見無駄に見えることや失敗、遠回りと思えることの中からでしか学べないこともあります。うまくいかなくても安易に投げ出さず、見方を変えたり、工夫を凝らして再挑戦したりすることから成長の種や一筋の光明を見出すことにもつながります。
ホッと一息つきたい時期ではありますが、新たな年度に向けた種まきはもうすでに始まっています。自分の今を信じて、3学期に向けた準備を進めてほしいと思います。
■2022.12.6(火)5・6校時 各教室をつないでのリモート開催 令和4年度後期生徒総会開催 ~思いを込めたバトンをつなぐ~
新型コロナウイルス感染症の感染拡大の傾向を受けて、後期生徒総会は各教室をつないでのリモート開催となりました。本来であれば全校生徒が体育館に揃い、前期生徒会の成果を振り返りながら、後輩から3年生への感謝を、3年生から「藤沢中学校を頼む!」という思いを伝える場になります。残念ながらそれは、別の機会に譲ることになりました。
しかし、リモート開催だからこそ、真剣な質疑応答に焦点が当たることとなりました。前後期の生徒会執行部員や3年生学級執行部の面々の質疑応答は、緊張感のある議事進行につながり、内容の濃い話し合い活動になったと感じました。
これから、承認された後期活動方針と活動内容に基づいて、後期生徒会活動がスタートします。先輩から思いのこもったバトンが手渡されました。うまくいかない場面もあるかもしれません。しかし、失敗を恐れず、常に新たなことに挑戦する藤沢中学校であってほしいと思います。
■2022.12.23(金)4校時 本校体育館 2学期期末生徒集会(生徒会引継ぎ式)
2学期最終日の今日、生徒会主催の期末生徒集会が行われました。2学期の各学年の活動反省を発表すると共に、冬休み中の生徒会スローガンに基づき、過ごし方で注意してほしいことや各専門委員会から冬休み中に取り組んで欲しいことが伝えられました。休日も含めると19日のお休みですが、入試に向けても3学期に向けても取り組んでおかなければならないことはたくさんあります。年末年始に生活リズムを大きく崩さず目標を達成できるように過ごして欲しいと思います。
集会の最後には、後期生徒総会でできなかった生徒会引継ぎ式が行われました。新旧の役員、専門委員長からファイルが引き継がれ、感謝の花束が手渡されました。旧役員からは、これまでの協力への感謝と藤沢中学校生徒会の今後の活躍への期待のコメントが寄せられました。
令和4年度の生徒会活動の牽引役を担ったリーダーのみなさん本当にありがとうございました!
■2022.12.2(金)5・6校時 本校体育館 令和4年度 思春期保健講演会『思春期のこころと体』
「マタニティ相談室くろさわ」を主宰されている助産師の黒澤真澄先生を迎え、2年生を対象に思春期保健講演会を行いました。黒澤先生は、長年にわたり地域に根差した母子保健業務に取り組み、優良助産師として厚生労働大臣表彰を受賞した方です。
保健体育でも学習した男女のからだのちがいや、“第二次性徴”と思春期に訪れる「こころ」と「からだ」の変化について、生徒たちが自分事としてとらえられるようにお話くださいました。授かった命が、世に生まれ出るまでには、様々な障害を乗り越えなければならず、それはものすごい確率になるそうです。それを考えると今を生きている私たちは、授かった生命を粗末にするような生き方はできないと感じました。
お話の中で、黒澤先生が何よりも強調していらっしゃったのは、「ストローク」と「ディスカウント」という言葉です。この二つのことばは、心理学の交流分析という手法で使われることばです。
人と人がお互いにその存在を認め合って働きかける言動すべてを「ストローク」といい、生きるために必要な「心の栄養素」と呼ばれるそうです。
逆に「ディスカウント」は「自分自身や他人の存在や価値、現実の状況に無関心で、愛がない言動」をさします。「ストローク」が多ければ多い程、お互いの存在を認め合い、人を大切にできる集団ということになります。新たな命を育み、育てていく安全・安心な社会を作るためにも、これから肯定的な「ストローク」がたくさん交わされていくことを願いたいですね。
■2022.11.30(水) 5校時 本校体育館 令和4年度 薬物乱用防止教室
今年度も藤沢岩手ライオンズクラブ様のご協力を得て2年生を対象に薬物乱用防止教室が開催されました。今回の講師は岩手県薬剤師会の及川様です。
まず、違法薬物の種類と依存性と健康への影響や、アルコールやたばこの害についても分かりやすく説明いただきました。さらに、それらの薬物は興味を引く華やかな包装やファッション性、爽快感を前面に出すことで、危険性を感じるハードルを下げて、若い人たちにとって手にしやすくしていることも教えていただきました。
一度手を出したら、罪に問われるだけでなく、その依存性から抜け出すのは至難の業です。自分の人生だけでなく関わる人すべての生活がメチャクチャになることを知っておかなければなりません。
また、今回は、私たちが日常使っている薬の正しい使い方、服用のしかたについても教えていただきました。思い込みや勝手な判断は薬の効用を下げ、逆に悪影響を及ぼしかねません。正しい知識をもつことこそ自分を守る一番協力な武器になります。
薬剤師さんとお話する機会は薬局の窓口くらいしかないのですが、その道のプロに話を聞くことができるというのは本当に貴重な機会です。ありがとうございました!
■2022.11.11(金)一関文化ホール 令和4年度一関地方児童生徒音楽発表会開催
3年生は、3年ぶりの開催になる一関地方児童生徒音楽発表会に学校の代表として参加しました。発表曲は、『藤沢中学校校歌』と『unlimited(アンリミテッド)』です。
新型コロナ感染拡大防止のため、参観できる時間は短かったのですが、他校の発表を見学できる貴重な機会でもあり3年生にとっても有意義な発表でした。
審査を担当された先生からは、『校歌』を声を張って歌えることの素晴らしさ、合唱部分のハーモニーの素晴らしさを評価していただき、“学校の誇り”にしていって欲しいとのことでした。また、unlimited(アンリミテッド)では、ハーモニーの美しさと男女のバランス・発生のよさについて評価していただきました。これらの評価は後輩の取り組みに引き継がれ、藤沢中の文化として定着していってくれることでしょう。まさにunlimitedの成長を期待したいと思います。