学校ブログ
■2023.9.26(火) 【令和5年度 生き方講演会 西村元希さんピアノコンサート】本校体育館 ~夢を叶えた人の生き方と一つのものに打込むことの素晴らしさを学ぶ~
コロナ禍で、なかなか生徒たちは参集して、夢を叶えた人や世界の第一線で活躍するような人たちからお話を聞く機会が減っていました。そこで、校長先生と本校PTAがぜひ、生徒たちが自らの生き方について考える機会にすると共に、感性の豊かさを高めていくための場を作りたいとして企画したのが今回の企画です。
西村さんは、大船渡市出身です。東京音楽大学を卒業し、第7回ブルクハルト国際音楽コンクールピアノ部門第1位をはじめ他多数の賞を受賞されています。指導者として門下生を多数のコンクールで入賞させたり、さんりく・大船渡ふるさと大使を務めたり幅広く活躍されている素晴らしい方です。
当日は、50分のピアノコンサートと、ピアノとの出会い、夢(目標)を叶えるためにどのようなことを行ってきたのか、その生き方についてお話いただきました。演奏していただいた曲は、ショパンの「ノクターン作品912」「英雄ポロネーズ」をはじめとして全9曲。演奏曲の素晴らしさに心を奪われると共に、全身全霊、全神経を集中してピアノと向き合う姿にその場にいた全員が感動していました。
西村さんは、「英雄ポロネーズ」について、小学生の時に聴いてピアノを弾けるようになりたいと志すきっかけになった曲であることをお話くださいました。そして、ピアノの練習が負担に感じるように感じたときに、「この曲を弾きたい」と心に決めた気持ちを常に思い出し、自分を奮い立たせ練習を続けてきたことや、達成したときにさらに上を目指そうという意欲につながった曲であることもお話くださいました。
また、自分には実現したい目標があったけれど、今、目標を持てていない人は、目の前にあることにこつこつ向き合っていくことで未来が開けていく。だからこそ今をしっかり生きることが大切ですという、メッセージを生徒たちに示してくださいました。
飾らない言葉で中学生の心にもスッと入るメッセージを素敵な曲と共に届けていただいた西村さんには本当に感謝の言葉しかありません。藤沢中としても応援していきたいと思います。
■2023.9.16(土)~9.17(日)一関市内各会場 一関地方中学校新人体育大会 藤沢中学校の結果について
令和5年度一関地方中学校新人体育大会が行われました。新人チーム初めての公式戦となるこの大会で、どの部活動も県新人大会出場、上位入賞を一つの目標に掲げて練習に励んできました。
各部の結果は以下に記した通りですが、どの部も大会を通して感じた成果と課題があるかと思います。校長先生が壮行式でお話していた通り、“体験”を“価値ある経験”に変えるべく、チームとして個人として自分が所属する部活動に何ができるか、チームとしての高まりをいかに作っていくか、ということに焦点を当てて取組みを重ねてほしいと思います。
県新人大会に出場できる部活動は、限られた時間の中で技術的にもチーム的にもどのように高めていくかが大切になります。気持ちを緩めることなくがんばって欲しいです。
今回の大会では、ソフトテニス部(男女団体戦)男子バレーボール部が県新人大会出場を果たし、個人戦でもソフトテニス部男子3ペア女子2ペアが出場権を得ました。
ソフトテニス部は10月14日(土)15日(日)に北上市の和賀川グリーンパークで行われる県大会に出場します。また、男子バレーボール部は、11月18日(土)19日(日)に一関市総合体育館で行われる県新人大会に出場します。
保護者の皆様の心温まる応援とご協力、本当にありがとうございました!
令和5年度 一関地方中学校新人大会 藤沢中学校各部の結果
●野球部
1回戦 藤沢中 対 桜町中 2対6 (負)
●サッカー部
藤沢中 対 萩荘・平泉中 4対1 (勝)
藤沢中 対 一関中 1対2 (負)
決勝トーナメント進出ならず
●ソフトテニス部
男子個人
千葉史和さん・橋本駈丸さんペア 第1位(県新人大会出場)
熊谷愛輝さん・佐藤碧俊さんペア 第5位(県新人大会出場)
小野寺瑛太さん・千葉悠玖さんペア 第7位(県新人大会出場)
鈴木 嵐さん・及川 諒さんペア 予選通過ならず
稲葉翔吾さん・千葉光惺さんペア 予選通過ならず
男子団体
・予選Cブロック
藤沢中 対 一関中 - (勝)
藤沢中 対 東山 萩荘中 -0(勝)
ブロック1位で決勝トーナメントへ
・決勝トーナメント
準決勝 藤沢中 対 花泉中 2-0(勝)
決勝戦 藤沢中 対 磐井中 2-0(勝)
第1位 (県新人大会出場 10月14日(土)~15日(日)和賀川グリーンパークテニスコート)
女子個人
佐藤梨花さん・畠山実久さんペア 第1位(県新人大会出場)
工藤結月さん・熊谷帆乃佳さんペア 第3位(県新人大会出場)
岩渕夏羽さん・佐藤さらさんペア 決勝トーナメント進出、代表決定戦で敗退
千葉梨音さん・千葉玲音さんペア 予選通過ならず
髙山桃華さん・三浦明莉さんペア 予選通過ならず
佐藤愛生さん・千葉心結さんペア 予選通過ならず
女子団体
・予選Aブロック
1回戦 藤沢中 対 磐井中 2-0 (勝)
2回戦 藤沢中 対 萩荘中 2-1 (勝)
ブロック1位で決勝トーナメントへ
・決勝トーナメント
1回戦 藤沢中 対 花泉中 2-0(勝)
2回戦 藤沢中 対 平泉中 1-2(負)
代表決定戦
藤沢中 対 千厩中 2-0(勝)
第3位(県新人大会出場 10月14日(土)~15日(日)和賀川グリーンパークテニスコート)
●男子バレーボール部
藤沢・千厩中 対 大東・舞川中 2-0(勝)
藤沢・千厩中 対 磐井中 0-2(勝)
第2位(県新人大会出場 11月18日(土)~19日(月)一関総合体育館ユードーム)
●女子バレーボール部
藤沢・花泉・室根中 対 千厩中 0-2(負)
藤沢・花泉・室根中 対 一関東中 0-2(負)
決勝トーナメント進出ならず
●卓球部
男子団体(オープン戦)
藤沢中 対 一関東中 (負)
藤沢中 対 大東中 (負)
藤沢中 対 平泉中 (負)
藤沢中 対 千厩中 (負)
藤沢中 対 一関中 (負)
女子団体予選リーグAブロック
藤沢中 対 桜町中 1対3(負)
藤沢中 対 磐井中 0対3(負)
藤沢中 対 萩荘中 2対3(負)
藤沢中 対 大東中 2対3(負)
決勝トーナメント進出ならず
・男子個人戦
大住勝太郎さん 1回戦敗退 皆川悠久さん 1回戦棄権
小野寺奏芽さん 須藤大智さん 2回戦敗退
・女子個人戦
千葉真珠さん 渡邊由乃さん 3回戦敗退
菊地咲良さん 千葉いち子さん 星和さん 1回戦敗退
●特設剣道部
女子個人戦
1回戦 畠山さん 対 菊池さん(一関中) 2-0(勝)
2回戦 畠山さん 対 小保内さん(磐井中) 0-2(負)
みなさまの心温まる応援ありがとうございました。お陰様をもちまして生徒たちは初の公式戦に全力で臨むことができました。県新人大会に出場するみなさんおめでとうございます。ご活躍を期待いたします。
■2023.9.14(木) 【令和5年度 一関地方中学校新人大会壮行式】 ~新チームの晴れ舞台。勝負に臨む気持ちを伝え、勝利へ決意を新たに~
令和5年度一関地方中学校新人体育大会に向けた壮行式が行われました。3年生が引退後、今年の酷暑の中、体調管理に気を付けながら、時間を有効に活用して新チームとして練習に励んできました。人数が揃わず、男女バレーボール部のように合同チームとして練習を重ね今回の大会に臨む部活動もあります。
出場する選手たちは、練習環境を整えてくれた保護者や、指導してくださる先生・コーチ、仲間たちに、感謝の思いと、勝利に向けた決意の言葉を全校の前で堂々と発表しました。
今回の壮行式も応援団と全校生徒からエールを送られての式となりました。出場選手の引き締まった表情を見ると、全校生徒からの声援が勝負に臨む気持ちを作っていることを実感します。
暑い中、しっかりと準備をしてくれた応援委員会のみなさんのおかげで、出場選手はベストプレーへの思いを胸に大会に臨むことができます。また、本校の読書普及員さん図書委員のみなさんも、今回の新人戦に向けてスポーツでベストプレーにつながるための本を集めコーナーを作ってくれました。
大会当日は、全力を出し切り、はつらつとしたプレーを見せてくれると思います。活躍を期待しています!
■2023.9.13(水)盛岡劇場 【わたしの主張県大会出場】 ~私の思い。心に寄り添える生き方ができる人を目指して~
私の主張岩手県大会が行われ、一関東地区の代表として本校の伊東さんが出場しました。地区大会での反省を取り入れながら県大会の大舞台でも、伝えたい思いを堂々と発表することができました。読む人の心が暖かくなるすばらしい文章です。ぜひ皆さんにも良さをお届けしたいと思い、許可を得てここに掲載させていただきます。
『寄り添いたい』
一関市立藤沢中学校 三年 伊東洸璃
私は中学三年生。進路について考える時期になった。どんな仕事に就きたい?どんな生き方をしたい?そう聞かれてもなかなか答えられない。でも、自分の将来について考えると、大好きな祖父のことを思い出す。
私の祖父は、毎日昼間は畑仕事に行き、夜はお酒を飲む、パワフルで元気な人だった。そんな祖父は、8年前脳梗塞で亡くなった。
初めて脳梗塞の症状を目の当たりにしたのは小学校1年生の時。私の迎えに来て、車を運転しようとしたとき、急に手が震え出し、呂律が回らなくなった。その日から祖父の闘病生活が始まった。入院中の祖父のもとに私は何度か足を運んだが、祖父の姿はみるみるうちに別人のようになっていった。話すことができず、あいうえお表の文字をたどりながら懸命に話そうとする姿。薬のせいなのかどんどんやせ細っていく姿。私はその姿を受け止めきれず、両親の後ろに隠れてばかり。祖父のあの姿を見るのは、正直怖かった。胸が痛くなった。祖父は数か月の闘病の末、亡くなった。人を亡くすという体験をこの時初めてした。
もっと祖父に対して私なりにできることがあったのではないか。いつしかそう思うようになった。私には病気を治すことも、命を救うこともできない。でも、病気が発覚し、弱っていく祖父の姿に怖がったりしないで、そばにいて接してあげることならできたのではないか。
祖父が苦しんでいるとき、祖父のそばにいたのは病院の看護師さんと、普段看護師の仕事をしている母だった。看護師の仕事に興味を持ち始めた。
母に看護師の仕事について聞いた。看護師という仕事は、病気を治すお手伝いをする仕事。それだけでなく、患者さんに寄り添う仕事でもあると教えてくれた。患者さんと過ごす時間が長いからこそやりがいも多いそうだ。患者さんが病気と闘う姿を看るのは辛いと思う。だからこそ、そんな仕事をやりとげる母も看護師さんも、カッコイイと思ったしすごいと思った。
私も母のように、弱っている人に対してより良い対応をできる人になりたい。看護師さんのように、患者さんとたくさんコミュニケーションをとって患者さんを支えたい。自分の目指す生き方が、少しはっきりしてきた。
どんな生き方をしたいですか?今の私はこう答える。そばにいる、寄り添うということは、声をかけたり、手伝ったり、話を聞いたりすることだと思う。この生き方を実現できる職業が看護師だ。看護師になって、大事な人のそばにいて、心に寄り添って、決して寂しい思いを抱かせないような、そんな生き方をしたい。これが、今の私の目指す生き方だ。
これを叶えるためには、話し手の目をみて話を聞き、相手の気持ちを感じ取ることができる、聞き上手にならないといけない。また、地域の人や周りの人と関わる機会を増やして人と上手に接することができるようにならないといけない。看護師になるには様々な専門知識が必要であるため、今から学習を頑張らないといけない。
今の自分に足りないことはたくさんある。でも、一つ一つ身につけていくことが、祖父の死を無駄にしないということにもなると思う。患者さんに寄り添う看護師になるという目標に今から一歩ずつ、近づいていきたい。
■2023.9.13(水) 【令和5年度 一関地方独唱大会】一関文化センター中ホール ~やわらかな歌声を会場に響かせて~
3年生の千葉さん、小野寺さん(伴奏者)、1年生の大住さん畠山さん(伴奏者)が出場しました。4名はこの日のために夏休みから練習を重ねてきました。千葉さんは、『夢路より』、大住さんは『主人は冷たい土の中に』を発表しました。
人前に立って一人で歌うというの勇気がいるものですが、二人とも意欲的に挑戦し発表の舞台に立ちました。伴奏者の2人も発表者の練習に粘り強く協力しました。
審査員からは『変声期のカウンターテノールの頑張りとやわらかい流れのある演奏と響きのよさ』について、千葉さんは『緊張ある中でやわらかい表現を追求した点ときれいな声』が評価され、それぞれ優良賞に輝きました。